ステップワゴン フロントスピーカー取付 

ステップワゴン 外見
オスカー実験ショップ「Adagio」の取付です。

ステップワゴンに、Qrino「Aa-13S」を取り付けしますが、この車の作業に雑誌の取材が入りました。

ヘッドユニットは、ナビヘッドですが、スピーカーとドア環境だけで、フロントHi-Fiサウンドを狙います。



純正ドア
ドアの内の形状や鉄板の強度などを考慮しながら狙う音質と現状の環境をシュミレーションします。

例えば、ドアの鉄板を加工しない作戦で、純正のドア強度を利用しようとか、制震材の種類とドア内環境の熱変換メカニズムをシュミレーションします。

意外と大事な時間かもしれませんね。



ヒビキタバッフル
音を決める最大のポイントは、「バッフル」にありです。
ここを間違えると、狙う音が的外れの方向に行ってしまいます。

今回の狙いは、内蔵アンプでもストレスの無い伸び伸びとした気持ちの良いサウンドで、ジャズボーカルなどの特に女性が表情豊かになって欲しいとのご依頼です。


素材は、「カバ桜合板」と「桐集成材」を組み合わせて、ヒビキタを塗布します。


柔らかく広がるビブラートとシャープな描写の共存をイメージします。



ヒビキタ完成
ヒビキタを塗布する前に、可能な限りの下穴を開けておきます。

鬼目ナットも一度締め付けて穴位置を確認しておきます。



ヒビキタ塗布
出来上がった、バッフルを1日かけて常温乾燥させます。


「ヒビキタ」の塗布量を計算して塗りこみます。
ちなみに塗布量は、バッフルの表面積に、「0.03」を掛けたものがMAX塗布量なので経験値で、60%~90%の範囲で調整して、音色をコントロールします。


2度塗りは、1度塗りの30%の量でOKです!
表面の木目をつぶす感じで塗りこみます。



この作業が、大きく音質を左右しますので、焦らずに乾燥を待ちます。



1日乾燥させ2度塗りに移りますよ。



ステップワゴンドア
ステップワゴンのドアの防振処理を行います。

まずは、純正のビニールシートを外して「脱脂処理」です。



マーカー
ドアの強度を確認します。
私は、叩きながらマスキングテープでマーキングしていきます。

その後、制震材を少量貼りながら面共振になるように調整していきます。



ノイズレスマット完成
インナーバッフルの乾燥後、ドア鉄板に固定します。

桐材がスピーカー面で、カバ桜合板が鉄板側で
カバ桜合板には、オニ目ナットを仕込んでいてボルトで固定します。



水抜き
ノイズレスマットは、純正のビニールの要領で貼りますが、
この時、水抜きには注意が必要です。



DP塗布
内張りは、この通り「足付け」後に、ダイポルギーの「ODP-211」を塗布しています。
一部の共振の多いところには、「OBM-2」で共振点をずらします。

スピーカーのグリル部が見事に筒状になっているので、ここは利用します。
約1.5cm程度の削りこみ後に、ダイポルギーのEVA吸音フォームでシールします。



ステップワゴン内張り
内張りを閉める前は、スピーカーの固定など音を聴きながら決め、同時に防振の微調整も行います。


そして、内張りを取り付けると、ドア防振の完了となります。




ツイーターベース
ツイーターは、この状態でフィニッシュです。

パテと生地を使い違和感の無い仕上げを提案しましたが、音が悪くなる可能性があるのであれば、そのままで行って欲しいとの要望です。




ステップワゴン フィニッシュ

一応の完成ですが、ここからもう少し最終調整を行います。


最低限のエージングと音色調整ですね。




この後の時間が、ドキドキします。




お客様の要望に少しでも近づけなくては。。。


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