YAMAHA NS 690の修復作業

YAMAHA NS690
YAMAHA3ウエーブックシェルフ「NS 690」です。

名機スピーカーのリペアーをします。


エッジ除去
長年の痛みで、30cmウーファーのエッジ部分がボロボロに割れています。
このエッジは交換するので、丁寧に古いエッジを除去します。



スピーカー裏
スピーカーの裏側も科学的なクリーナーやシンナー系の便利な物は使用せずに少しずつ削り取っていきます。




リング清掃
エッジを押さえ込むリングも綺麗に清掃です。



コーン紙塗装
古いエッジ除去が終わると、紫外線で変色したコーン紙を修復します。

左右で、色の変色が異なるケースが多いので、乾燥後の状態を見ながら重ね塗りをして色合わせを行います。


この塗料は、含浸タイプで表面に幕を貼らないので音色の変化はほとんど無く安心です。



エッジ貼り
新しいエッジを貼ります。

この時の最大の注意点は、センターを出すことです。

もしもセンターがずれると、ボイスコイルのピストン運動が正確に出来なくなり音がおかしくなります。




裏ボンド
最終工程では、スピーカー裏側のエッジの境界線に剥離防止ように、特殊ボンドを薄く均等に塗ります。



ユニット取付
完成したユニットをエンクロージャーに取り付けます。

配線を10cm程度切り詰めて、新たに端末処理を行います。

端子は、ハンダ付けですが使用するハンダの種類でも音色に変化が出てしまうので注意が必要です。



グリスネットバラシ
続いて、グリルネットの張替えを行います。

大きく純正のイメージを損なわないような素材と色目をチョイスします。



タッカー止め
サランネットの固定は、タッカーを使用します。

この時、タッカーの歯が隙間なく均等に並ぶように打つ事がポイントです。



ネット完成
グリルネットの完成です。



完成片側ネット
YAMAHA「NS 690」修復作業の完了です!

バッフル面の日焼け意外は、タイムスリップしたような美しさですね。




完成系
ネットを両方につけた状態です。

少し近代風のディティールと成りましたが、落ち着きのあるエレガントな雰囲気が出ました。




最終確認
最終の音だし確認の作業です。

この「NS 690」は、置き方やスピーカーケーブルで音色が大きく動くので、オーナーさま提案用に各種の聴きこみを行います。



YAMAHA3「NS 690」3ウエーブックシェルフ
シールドエンクロージャーで30cmウーファーですが、実に気持ちの良い中低域を聴くことが出来ます。


良く出来たスピーカーですね。






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